「令和5年度 2級建築士試験」課題「専用住宅(木造)」の要求事項がわかりました。
令和5年度2級建築士試験設計製図課題
●9月10日に行われた2級建築士設計製図の試験の課題
ポイントは、住宅内の「多目的室」を設計することでした。
アウトドアを趣味とする家族が、同じ趣味のサークル仲間や近隣住民を招いて、集いや会食ができる「多目的室」が要求されました。
●設計に当たっては、
・土間の設計(内外部との動線)と吹き抜け(上下階との関係)を設ける。
・駐車2台(敷地と道路の関係)とワ-クスペ-ス(設置階・面積等適宜)を受験生が設定する。
・公園隣接(外部空間との眺望や動線)
以上のような要求に対し、ゾーニングとアプローチを考えることが主目的でした。
●市ヶ谷出版社の「2023年度版2級建築士試験設計製図課題ドリル」の「課題B」では、
・「多目的に使う土間スペ-スと隣接するサロンスペ-ス」
・居間の「吹き抜け」と屋外テラス
などの本年度試験と同じ要素が含まれていましたので、これをきちんと実践できれば合格できたはずです。
●次年度の課題は、従来どおりなら、「鉄筋コンクリート造」の設計になると思われます。
市ヶ谷出版社の「初学者の建築講座 住宅の設計」は、木造に加え鉄筋コンクリート造も学習できる内容になっており、2級建築士設計製図対策に最適です。
初学者の建築講座 住宅の設計